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2022.06.15(wed)
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事業や方針で変化していくWEBサイト/
クライアントインタビュー#001

みなさんこんにちは、スピッカート広報の安田(通称:ぽん)です。
今回の記事は、2022年4月にプチリニューアルを行った株式会社アリシアさんのWEBサイトをご紹介します。アリシアさんにご協力をいただき、3年前にサイト制作をした時から、なぜプチリニューアルに至ったのか、弊社の制作のことも含めてお届けいたします。

何かしらの参考になればと思います。ぜひ、ご覧ください。

■株式会社アリシアと代表岡野さんの紹介

株式会社アリシアは南大阪にある看板制作の会社です。
お店の顔とも言える看板を本質から考え、集客へつながるご提案をされています。また、自社で機械を保有しており、企画から制作、設置までをワンストップでおこなっています。
ピンタレストはこちら
株式会社アリシア写真事例

岡野稔功 Toshinori Okano

芸術大学でデザインとディレクションについて学び、何もないところから形をつくることの楽しさに気付く。つくりあげるという達成感と、自身のデザイン力を活かせる仕事を探しているうちに、「看板屋」という職業に出会い、就職。約13年間、知識やノウハウを習得後「これまでの経験と、持ち前の発想力を活かして、自分にしかできないことをやってみたい。」という思いから独立し株式会社アリシアを設立。

01_3年間のサイト制作を振り返って

サイト制作への思いについて、岡野さんはこのように考えていらっしゃいました。「以前細尾さんと仕事を一緒にしたご縁があって、スピッカートさんへ依頼しました。サイトは看板屋の専門的な知識や商品を紹介するだけではなくて、スピッカートにお願いするからには、他社さんとは違う面白さがほしい、インパクトと関西のノリを入れたいとお願いしました。また、友人や知人との繋がりで仕事が生まれることが多いから、制作の時は、友人や知人を巻き込みたいと思っていました。」

■ご要望を聞いての、ご提案

ご提案したメインビジュアル

インパクトと関西のノリのあるWEBサイトにしたい

岡野さんの思いを聞き、私たちがご提案したのは、看板を擬人化し、表現すること。
人も第一印象が大事なように、看板も第一印象がとても大切です。そのため、signboard(看板)を顔(ツラ)と表現をし「その顔(ツラ)では…興味をもってもらえない」という内容のメインビジュアルを3パターン制作しランダムで表示されるようにしました。

メインビジュアルでは「その看板でいいの?」セカンドビジュアルでは「こんな感じにしたら」を、beforeとafterの画像に合わせて、関西弁のノリのあるキャッチコピーで伝えています。


そして、「アリシアについて」のページのフッターには、サイト制作に関わった友人の写真が現れるちょっとしたギミックも。
このようにアリシアさんのご要望であった「他社とは違うもの」「インパクト」「関西のノリ」をデザインで表現しました。

■WEBサイト公開後にコンテンツ追加

サイト公開後、個人で力を入れて撮影していた写真を掲載するフォトギャラリーページから、アリシアさんに写真の撮影依頼と動画の撮影依頼が来るようになります。そのため、サイトにも動画撮影の実績を紹介したいとのご要望がありました。そこで「動画事例」のコンテンツを追加し、TOPページへそれぞれの事例を盛り込みことで、看板屋でもあり、写真や動画にもこだわりをもって仕事をする姿勢を伝えました。

02_WEBサイトを作って変わったこと

「サイトを作ってから感想を言われるようになりました。面白いサイトですね。写真や動画といろいろとされているんですね。サイト内の印象より話しやすいです!と、言われるようになりました。サイトを制作することで知ってもらい、興味や関心を寄せていただいていると感じています。」

また、 “らしさ”がめっちゃ伝わるコーポレートサイト の紹介記事などにも取り上げていただいています。

03_制作から3年が経ち、サイト一部をリニューアルへ

「サイトを制作してから3年が経ち、看板の定義を改めて考えた時に、看板の本質をもっと多くの方に伝えたいと思いました。」
それには、「大阪 看板」「大阪 看板 おしゃれ」などの看板屋としてキーワード検索でも順位に上げていく必要がありました。

■ご要望を聞いての、ご提案

①TOPのメインビジュアルとコピーライティングの見直し

「なんでもいいから、ただ設置したい」という看板は役割をはたせておらず、そのような看板を減らしたいという考えを、もう一度整理するために代表である岡野さんにインタビューをご提案しました。

以前は看板=顔であり、ビジュアルや第一印象についての内容で、ご提案もお客様ととことん話し合い、アイデアをのせて形にします。という表現を使っていました。

インタビューを行い、現在のアリシアさんは看板を作る本質を考えていること、ビジュアルだけではなく店舗や企業の課題に看板をどのように役立てるのかをご提案する事、クライアントと深く関わり看板を作ります。という具体的な内容に変更しました。

リニューアル前
リニューアル後

看板は、店舗や企業の顔(ツラ)です。なので、劣化したままのその見た目でいいの?という意味を込めていました。
看板の見た目は勿論ですが、立地や動線、その他の外的要因と本来の目的から看板を制作する必要があることを伝えるメインビジュアルにするご提案をしました。前のメインビジュアルの続編で作りたいとのご要望で、新たな5パターンを制作しました。

以前のメインビジュアル
以前のメインビジュアル
ご提案したメインビジュアルの5パターン

撮影前アリシアさんに、看板としての役割を果たせていないよくあるパターンを出していただきました。
その中から共感できる5つをラフにおこし、擬人化した看板はどんな人物になるのか、各パターンをどのように表現するのか、アリシアさんと煮詰めます。そして撮影はアリシアさんがスピッカートはディレクションを担当しました。
出来上がった画像から、キャッチコピーを考え、デザインに落とし込みメインビジュアルができました。

②SEO対策と世界観の統一

公開後に盛り込んだ写真事例と動画事例でしたが、SEO的にも本来の看板屋であることがぼやけてしまったのか、検索順位がある程度でとまってしまい、それ以上にあがることがありませんでした。
そのため、下層ページにあった制作フローや自社設備についてを、TOPページへ持っていき、看板屋に特化したTOPページにしました。
その際にご提案したのが、見せ方についてです。

リニューアル前
リニューアル後

リニューアル前は、メインビジュアルの背景色はオレンジでした。下層ページのメインカラーもオレンジでした。
今回5パターンあるメインビジュアルの背景色をそれぞれ違う色にし、5パターンの写真とコピーを活かしたデザインにしています。そのため、下層もパターンごとの色に変わるようになっています。
このカラーを統一でサイト全体に一貫性を持たせ、TOPから下層ページに遷移した際の違和感をなくしました。

他にもいろいろと細かな改修を行っています。
これらのリニューアルが功を奏したのか、ある程度でとまっていた検索順位も今は順調にあがっています。

05_公開までのスケジュール

今回はこのようなスケジュールで行いました。
2月:ご相談・ご提案(ワイヤーフレームお見積り作成)
3月:撮影・取材・ライティング
4月:デザイン・コーディング・公開

打ち合わせ、確認、撮影や取材、そして写真の提供、ブログ記事の作成など、制作期間はアリシアさんのご協力をいただき、無事に公開することができました。
規模にもよりますが、デザインや撮影のある改修は、約3ヶ月かかります。また、新規でWEBサイトを制作する場合は、ページ数によりますが3ヶ月から6ヶ月の制作期間をみていただいています。

プチリニューアルをしたアリシアさんのサイト、ぜひご覧ください。

株式会社アリシアWEBサイトを見る

岡野さんが感じるスピッカートの印象

今回岡野さんへスピッカートの印象を聞いてみました。

「プロの世界だからデザインのクオリティが担保されているのは当たり前だけど、人としてスタッフの温度が均一であることで安定していると感じる。相手にそう感じさせるチームワークが、スピッカートの強み。人数が増えても同じ温度感ってすごいなぁって思うよ。」
っと仰っていただきました。ありがとうございます。

さいごに

まず、この度インタビューにご協力いただきました、株式会社アリシアの岡野さん、ありがとうございました。このような機会をいただけたことを感謝いたします。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

WEBサイト制作への目的は企業さまによって集客なのか認知なのかさまざまです。会社の成長とともに、事業の方針が変化するように、WEBサイトも一緒に変えていく。制作したものが、そのように活用していただくことは私達にとっても大変嬉しいことです。今後も末長いお付き合いをしていただけたら幸いです。

スピッカートが大切にしていることは、その企業さまの思いやらしさをデザインすることです。しっかりヒアリングをしご提案する。そしてそれをデザインで表現します。WEBサイトの制作を考えていらっしゃる皆さまへ、デザインの力で思いを届けてみませんか・・・。

これからも、みんなで制作に尽力いたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。