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2021.09.06(mon)
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上司からの教え/ぽんの学び

みなさんこんにちは、広報のやすだです。(通称:ぽん です。)
今回はわたしの上司からいただいた言葉の紹介をします。
私がスピッカートに入社したのは、2020年11月です。もうすぐ1年。厳しいことも言われますが…多々….。そのなかでも今回は、励ましの言葉や心に残っているものを4つご紹介します。おっちょこで自分に甘く衝動的な私への、上司からの言葉です。よろしければ、最後までご覧ください。

01.「まずは6秒考えて」

使用例の一部)「何かする時は、6秒考えてください。」「ぽんさん…6秒です。」

この言葉は、入社して2ヶ月くらいでいただいた言葉です。思い立ったら、すぐに行動にうつしてしまう衝動的なわたしへ、行動する前に6秒数えてということです。その6秒数えることは、「落ち着いて着実に」「伝わり方への意識」これらが出来ているか考えてという意図であると認識しています。
あと、この言葉は私を象徴する言葉だと思っています。言われすぎるとたまに腹もたちますが、上司から今後もずっと言われ続ける言葉だと感じています。

02.「10を知るための知識と経験を溜める時期」

「関わる以上自分の仕事だと、自分のことだと思って欲しいです。 その上で必要なのが汲み取り力です。目の前のひとが何を欲してるのかを汲み取る力。 察する力。ヒアリング力。 1を聞いて10を知る。10を知るためには知識と経験が必要で、下手すると10を知った気になってしまいますから。 ぽんさんはこの10を知るための知識と経験が足りないので、どんどん現場に出て、サイトを見て溜める時期です。」

入社3ヶ月頃にいただいた言葉です。
こと時期は、嬉しいことに、多くの新規のお問合せがあり、初回打ち合わせのスケジュールが詰まっていて、あたふたしていたと思います。
最初から無理だときめつけることはしない、どうしたらできるかを考える、それにはたくさんの引き出し(知識と経験)が必要だということです。この言葉を言われ、自身にとどめるためにした私なりの要約は「目の前のことにお前は最善を尽くしているのか、いや尽くしていない」そして「知識と経験を貯めよ」です。心に留めます。

03.「だから焦らないで」

「不満や言い訳って結局他人のせいにしてるからで、いつまでたっても次の不満や言い訳が出てきます。自分ごとにする、覚悟を決めればアイデアが生まれるって。 ほんのすこしの違いやアイデアでも、考えようと思うとそんな簡単なものじゃないです。誰かをあっと言わせようと思うなら尚更です。 だから焦らないで。 留まって深く、強く、自分のアイデア、企画を煮詰めましょう。」

入社5ヶ月くらいだったと思います。ワイヤーを作っているときだったかと…記憶がさだかではありませんが…
上司へ、報告等で「これは難しいです。」っというと必ず「仕事だから難しいのは当たり前です。」と返ってきます。そう言われるたびに思い出したい言葉でもあります。最後の一文がかなりお気に入りで私の萌えポイントです。
「だから焦らないで。 留まって深く、強く、自分のアイデア、企画を煮詰めましょう。」(←萌ポイント)
難しいと決めているのは私です。そんな私に「アイディアがないのならとにかく探す、そして溜める、それを深ぼって、もっと強く確信をつく何かをぉぉぉぉぉ…それをアイディアにする」という解釈をしています。やはり難しいです。ですが、この言葉をいただいて、取り掛かりへの迷いはなくなりました。

04.「まだまだ、と一生言い続ける人生」

「結局会社のため、みんなのためと言っても自分のためなのかもしれないし、そのあたりは良くわからないですが、現状に満足をしたくはないというのがあるんでしょうね。スピッカートはすごい、すごいと言われ始めて、余計にそう思います。ある意味、自分が目標としていたところの500%くらいには来ています。10人もスタッフを抱えるとも思っていなかったです。もう少し給料をあげるには、働きやすくするには、と考えた結果が今なので、満足といえば満足です。
でも「まだまだ」と一生言い続ける人生の方が好きだなと思います。葛飾北斎がそうだったそうです。有名な富嶽三十六景を描いたのが70歳過ぎてるなんてね。考えられないですよね。興味はどこに向くのかわからないですし、デザインもまだまだ伸び代があると思っているので、必要とされているうちは頑張ります。
ぽんさんもまだまだこれからですね。」


美術手帖美術手帖葛飾北斎の画力に迫る。  貴重な肉筆画の名作が集結した  大規模回顧展が開催
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/7986

こちらは今年の4月、弊社の第5期決算が終わった時にいただいた言葉です。
上司の会社愛を感じます。そして、デザインへの愛を感じます。この言葉をいだいて「まだまだ」と言える人って素敵だなぁっと思いました。そして、「まだまだ」だと言える人生って素晴らしいです。常に「まだまだ」を忘れない、とこの言葉をいただいたときに思いました。わたしはまだまだです。だからまだまだ成長できるのです。


上司からの言葉を並べてみると、かならずそこには誰かの存在を感じます。自分はこうありたいっという言葉のなかに、必ず相手がいるのです。相手がいてこその自分であると言われている気がします。その相手を決して無視してはいけないと言われている気がします。

この業界は、スピッカートが初めてです。戸惑いや不安で震える時期もありました。そしてやる気と気合いが空回りするときも多々ありました。そんな時、上司からの言葉は、時には厳しく時には優しく、わたしを励まし奮起させてくれました。
この記事を書こうと思ったきっかけは、社内のスタッフにも今日紹介した言葉を伝えたい、あとから入社するスタッフにも知ってもらいたいという思いからです。また、やる気と気合いが空回りしている方や不安を感じている方がこのブログを読んでくださり、何か感じてもらえたらとても嬉しいです。
そして、私はこれからも上司のもと、たくさんの叱咤激励をいただき頑張っていきます。

言葉とは伝えるための1つの手段です。スピッカートではデザインだけでなく、言葉も大切だと考えています。あなたの思いや考えをデザインと一緒に言葉で伝えてみませんか。
最後までご覧いただきありがとうございました。