
こんばんは、ディレクターの谷口です。
今回は採用サイトについて書こうと思います。
そもそも、採用サイトとは?
「採用サイト(採用情報ページ)ってあった方がいいの?」
「求人広告と企業サイト(コーポレート)があればいいのでは?」
求人をしていて、採用サイトもつくろうかな…となったとき、一度は頭によぎりそうな疑問たち。個人的には、求人に力を入れるならつくることをおすすめしたいです。
企業サイトと採用サイトでは、役割や伝える情報が違います。
ざっくりとまとめてみました。
■ 企業サイト
- ターゲットは、あらゆるステークホルダー
- 企業のことや、商品・サービスに関する情報を提供する
■採用サイト
- ターゲットは、求職者のみ
- 仕事内容や企業文化(中に人たちや制度)など、その企業で「働く」うえで知っておきたい / 知ってほしい情報を提供する
例えば、
「どんな人がいて、どんな仕事をしているのか?」
「ウチだけのおもしろい制度がある」
「こんなスキルを持った人にきてほしい」
なんてことは、企業サイトには載っていない、採用サイトならではの情報ではないでしょうか。でも、求職者が知りたいのはまさにこういった情報…!!
つまり、求職者向けに特化した情報を発信できるのが採用サイトです。
ちなみに…採用サイトを持つメリットとしては、
- 仕事内容など企業への理解が深まる(求職者) / 「働く」という目線で、自社の魅力をアピールできる(企業)
- 入社後のミスマッチを減らせる
- 求人に力を入れているという安心感(求職者) / PRになる(企業)
などが挙げられるかと思います。
採用サイトには、アイデアが詰まっている!
求職者向けにコンテンツやコピー、デザインを展開できる採用サイト。
ターゲットが求職者に限定される分、「仕事紹介」「社員インタビュー」「福利厚生」などコンテンツは似通りがちですが、他社と差別化し自社の魅力を伝えるため工夫が凝らされています。いろいろな企業の採用サイトを覗いてみるのもけっこう楽しいです。
スピッカートに入社してから、サイトやグラフィックに使われているイラストを以前よりも気にするようになった私。ということで、他社さんの制作で、イラストが特徴的だなぁ〜と思った採用サイトを紹介します。
※100%個人の感想です。読み飛ばしてもらってかまいません。
日本海洋事業株式会社 RECRUITING
「未知に溢れたこの地球を、ともにTANKYUしよう!」
海洋調査や深海調査、調査船の運航などを行なっている日本海洋事業株式会社。海上、深海、地中といった未知を目の前にした最前線で活躍できるというワクワク感が、「TANKYU」という勢いのあるコピーや絵本のようなポップなイラストで表現されています。全体的に社員さんの笑顔多め、文章もライトで、社名や事業内容から感じるお堅いとこなのかな…という印象がガラッと変わるので、すごいなぁ〜と思って見ていました。
DENTSU INC. RECRUITING2023
「キミはどんな先駆者になる?」

タイのイラストレーターさんによる、ジオメトリックなイラストが特徴的な電通グループの採用サイト。キャラクターたちが向かう扉の先の景色(イラスト)のテイストがそれぞれ異なっているのも、コンセプトを隅々まで表現するというこだわりを感じます。スペシャルコンテンツ「先輩みっけ!」では「地元の先輩をさがす」という切り口で、なんと47都道府県すべての出身社員が登場。規模のでかい企業ならではのコンテンツですね。
MBS RECRUIT2024
「推しを、お仕事に」
イラストをあしらいで使っているパターンですが、写真のみで構成するよりも、手作り感 → 体温・親しみやすさを感じさせます。よくある「好き」ではなく、今の若い子たちに近い「推し」という言葉をキーワードに選んでいたり、「推し方診断」から自分と似たタイプの社員さんを見つけられたり、単に伝えるだけでなく楽しませることも意識されていて、良いなあ〜と思いました。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
採用サイトを見ていると「求職者にどんなイメージを持たれたいのかな?」「中の人たちはこんな想いを持って働いているのかぁ」と、企業サイトとはちょっと違った視点で、その企業を魅力を知ることができておもしろいです。
また、もしこの文章を読んで、採用サイトをつくってみようかな…と思った方!
ここでは紹介していませんが、スピッカートでは採用サイトの制作もさせていただいています。
なにかお力になれることがありましたら、お気軽にご相談ください。
それでは、また。