こんにちは。ディレクターの前川です。
あたたかくなったり、極寒になったり。

身体がびっくりするような気候が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、私ごとで恐縮ですが、昨年は、勤続丸10年の年でした。
早いですね。本当にあっという間でした。

今回は、10年を振り返って改めて気づいた
自分自身の変化について、お話ししようと思います。

仮定することを恐れなくなった。

この仕事をしていて感じることは、
制作には「最初から用意された正解はない」ことです。
だからこそ「こうかな?」「こうしたら良くなるかも!」と仮定し、行動することが大切。

はじめは「これで合っているかな」「もっとお客さまに話を聞かないとダメかも><」
「違うって言われたらどうしよう」などと、モジモジすることが多かったですが、

今は「仮定が外れることも含めて経験なのだ」と、ドドンと受け止められるようになり、
仮定を立てることを恐れなくなりました。

「まずはやってみる。やってみないと、何も分からない。」
そういう考えに変わっていったのだと思います。

だからなのか、判断のスピードも上がりました。
経験を重ねることで、迷いが減ったのかもしれません。
やはり経験値は、ステータスを静かに底上げしてくれるものなのだ。
と、改めて感じています。

これからも変わらず、恐れずいろいろな経験を積み重ねていきたいです。

ものづくりの背景を考えるようになった

今思えば、この仕事をするまでは、ものごとの背景などをあまり考えず生きていたと思います。
視野も世界も、すごく狭かったんだなあと。

ですが、自分がつくり手の立場になったとき、一つひとつの制作物は唯一無二の存在で、
そこには、大切にしている想いや価値観が必ずあるのだと実感するようになりました。

私がふだん見えているものごとは、ほんの一部に過ぎない。
だからこそ、出来上がるまでにある苦労や喜び、
ワクワクなどはつくり手の特権でもあると思います。

いろいろなもの・ことを見るたびに、
「これをつくりあげるのに、一体どのくらいかかったんだろう」
「この発想は、どういうときに思い浮かんだのだろう」
「ここには、こんな苦労があったんじゃあないか」
そんなふうに背景を想像するようになりました。

だからこそ、自分がステキだと思うのものごとや
価値に対して敬意を払いたい、という思いが芽生えました。
そしてそれが、新たなモチベーションにもなっています。

ディレクターは、もの・ことの価値をどうやって伝えるのかを考え、アイデアを広げる仕事。
だからこそ、審美眼や先見の目、
それを「表現する」というスキルをもっともっと身につけたいです。

これからのこと

これまで私は、ただひたすらに努力と根性でやってきました。
目の前のものごとに全力で向き合い、がむしゃらに走り続ける日々。
間違いなく、今の私をつくってくれた時間だったと思います。

たくさんの経験を通し、人としても成長できました。
spicatoには、ずっと感謝しかありません。

そんな私に、これからできること。
それは、お客さまにより良いデザインをご提供するために
これまで積み重ねさせてもらったものを、あますことなくspicatoをさらに成長させる肥料とすること。
私ができる spicatoへの恩返しであり、新しい挑戦です。

きっと、私にとっても新しい成長になることでしょう。

ときに立ち止まり、悩みながら、
楽しみたいなと思っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
それでは、また。