本日、12月26日が最終出勤日という方も多いのではないでしょうか。
今年も1年間、無事に走り切ることができました。支えてくださったお客様、そしてスタッフ一人ひとりに、心から感謝しています。1年間、本当にありがとうございました。
実は今日は僕の誕生日でもありまして、「おめでとうございます」と声をかけていただくことに、少し恥ずかしさを感じる47歳です。
昨年、自社のWebサイトをリニューアルしてから、毎週持ち回りで書いてきた「週刊スピッカート」ですが、2025年はたまたま僕の記事で始まり、僕の記事で締めくくる流れになりました。
個人的な雑記になりますが、2025年を振り返りながら、いま自分が考えていることを3つのトピックでまとめてみたいと思います。
生成AIのインパクト
やはり今年一番衝撃的だった出来事は、ChatGPTをはじめとした生成AIが、実用レベルで日々の仕事や暮らしの中に入り込んできたことかもしれません。
生成AIの浸透によって、世界的にも、業界的にも大きな転換期を迎えていると感じています。
今年に入って本格的に使いはじめましたが、今では仕事を進めていくうえで、必要不可欠な存在になっています。
個人的には、自分の得意ではない領域 ─ 例えばFigmaのプラグインを作ってみることや、提案書の文章や言い回しを一緒に考えることなど、これまでは誰かにお願いしないと進められなかったことが、自分の手で完結できるようになり、とても重宝しています。
一方で、これからの自社のポジショニング、業務内容、組織、そして自分自身の在り方など明確な答えがないものについては、膨大な知識よりも、体験の中で得た経験や知見、自分自身の感覚が、結局重要になってくるのだとも感じています。
来年からはもっと、直感を大切にしていきたいと思っています。
自分から学びたいという姿勢
毎月の「気になるサイト10選!」などで、いつも刺激をいただいている iDID。
1月の記事で、弊社の2025年年賀サイト「書き初め2025」を取り上げていただき、新卒で企画とデザインを担当した、現在2年目の田中が大喜びしていたことを思い出します。
そんな iDID が始められた実践型クリエイティブスクール「CREATIVE CLASS」。
Shhh inc.宇都宮さんの講座を、弊社デザイナーの白瀧が受講させていただきました。スピッカートでは講座受講の補助制度があり、それを利用しての受講でした。
通常業務の傍ら、真剣勝負で課題に向き合う姿は、正直かなり大変そうでしたが、受講前後で、デザインに向き合う姿勢や「何を求められているのか」を考える深さが、明らかに変わったと感じています。
また、Doxasさんが主催されている「WebGLスクール」を、弊社デベロッパーが毎年受講させていただいています。表現の幅の広がりだけでなく、「どうすれば実現できるか」という粘りのようなものが、確実に身についてきているように思います。
「学ぶこと」は、本来人間にとって楽しい行為であり、自分を強く、高く成長させる行為だと思います。
社会人として働く中で学ぶことは、時間的な制約もあり簡単ではありませんが、その分、本気になれた人は大きく成長するのだと、あらためて感じた一年でした。
こうした学びの場を提供してくださっている方々には、感謝しかありません。
小さな会社なので大きなサポートはできませんが、これからも「成長したい人を応援する会社」であり続けたいと思います。
コツコツと進めている挑戦
写真館、珈琲と絵本のカフェ、そして漢方茶。
本業の傍ら、こんな取り組みを続けています。
ほとんど個人的な活動ではありますが、「やってみたい」と思ったことを、小さく形にしている感覚です。
写真館は、土曜日だけの完全予約制で、ご家族の写真を撮っています。僕が。。。。
カメラマンと名乗っていいのかという葛藤はありつつも、
・フランスから一時帰国した記念に
・年老いたワンちゃんとの思い出を残したい
・「普通の写真館はちょっと違う」という理由で
それぞれに物語のあるご家族と、親戚のおじさんのような距離感で過ごす時間になっています。
同じ場所で不定期にオープンしている絵本カフェにも、ときどき立っています。
不慣れなレジに、不慣れなウェイター。正直、ほとんど役には立っていませんが、カフェという場にいることが単純に好きだったりします。
そして、いきなりの漢方茶。
来年の春頃に正式リリースできればと考えていますが、デザインはもちろん、中身も、売り方も、すべて自分たちで試行錯誤しながら進めている事業です。
一見すると遠回りにも思えるこれらの取り組みですが、そこで得た気づきや、お客様との会話は、本業に活きる部分も多くあります。
大げさに言えば、自分の人生の中で大切にしたいものを、流されず、曇らせずに保つための取り組みなのかもしれません。
週1日ですが、短大の講師も務めていたこともあり、なかなかハードな一年ではありましたが、現場で学べることは何ものにも代えがたい、贅沢な経験でした。
おわりに
2026年は午年で年男。スピッカートも5月で10周年を迎えるメモリアルイヤー!
ここ数年はチカラを溜めていたような感覚がありましたが、来年は「開く、はばたく!」。
そんなイメージしかなく、個人的にもとてもワクワクしています。
最後に、今年もおそらく。。。元旦に年賀サイトを公開する予定です。
SNSなどで見かけた際には、ぜひご覧ください。(リポストなどでの応援もできれば、お願いします。)
来年も、スタッフともどもスピッカートをどうぞよろしくお願いいたします。

