こんにちは。 前回の記事を書いてから、朝起きてすぐラジオ体操をすることにハマっている竹内です。 すっかり秋の空気になりましたね。
今回は、「制作が煮詰まってきたときの、もうひと押しのアプローチ」というテーマについて書いてみようと思います。
私の制作物は、企画制作や会社のブランドメッセージ、インタビュー記事などの「文章」です。どう文章を整え、完成に近づけていくか…自分が毎度苦戦している作業なのですが、先日、自分のアプローチの仕方について改めて気づきを得る機会がありました。今回はそちらをご紹介させていただきます。
みなさんは、制作物に対して「もう一捻りほしい」「異なる視点で捉えたい」と思ったとき、どうしていますか? 違うディスプレイで見てみたり、声に出して読んでみたり…人によってさまざまな方法があると思いますが、私がよくやっているのは、「いろいろな媒体に書いてみること」です。

会社の机の引き出しを開けてみたら、いろんな紙やノートが出てきました。ここに、出来上がった文章やコピーをひたすら書き続けます。(お気に入りは、ウン百枚入でお得なアイボリーのコピー用紙)
ウェブ上で言えば、メモアプリ、Figma、Illustrator、SlackやLINEのKeepメモ。文字を書ける場所を見つけては、そこに書き写しています。
この作業をするメリットは大きく分けて3つ。
- 異なる媒体に書くので、制作物を新鮮な目で見ることができる。
- フォントでも手書きでも、自然に読み進められるかを随時確認できる。
- いちばんテンションが上がる「書き始め」を何度も味わえるので、モチベーションを保てる。
「書く」という作業は、「見る」ことや「声に出す」ことよりどうしても時間がかかります。
ですが、この「時間の余白」によって、現時点での課題点を頭の中で整理できているように思います。
一方で、気をつけたいのが「惰性で書き続けない」こと。
文字が増えていくことに満足せず、書くたびに立ち止まり、眺めて、吟味するようにしています。
煮詰まっていると、どうしても視野が狭くなってしまいがちですよね。
あともうひと踏ん張りしたいのに、締切に焦る気持ちが先立って、うまく進めることができない。そんなときは、少し回り道をして制作物と距離をとってみるのも、ひとつの手だと思います。
同じように悩んでいる方のヒントになればうれしいです。
読んでいただき、ありがとうございました。