いつもと同じように過ぎていく日々にふと、物足りなさや自分だけが立ち止まっているような不安を感じることはありませんか?
周りを見るたび、「自分はこのままでいいのだろうか」と少しだけ焦りを感じてしまう。僕自身、そんな風に感じることがあります。
そんな中、着実に前へ進んでいける人、成長し続けている人は、何がちがうのでしょうか?
そのヒントを探るべく今回は、スピッカートのチームリーダーのひとり、デザイナーの米田にインタビューしました。
何気ない日常に成長のきっかけを見つけ、自分の力で前へ進む力に変えていく。
今回のインタビューには、そんな一歩につながるヒントがありました。

転機は、予期せぬ「やるしかない状況」だった

成長をしていく過程で、特に大きな転機はどこにあったのでしょうか。

米田:
チームの人の退職が重なった時期があり、なんとか案件を回さなければいけない状況がありました。正直、当時の自分の実力では追いつかず、とにかく納期だけは守ろうとがむしゃらに取り組んでいて、その積み重ねが少しずつ信頼につながっていったのかなと感じています。

成長といえばつい、新しいスキルを学んだり本を読んだりといった「インプット」ばかりに目を向けてしまいがち。でも本当に大切なのは、目の前の出来事をやり遂げるような「アウトプット」の経験なのかもしれません。必死で向き合った経験そのものが、自分を大きく成長させてくれるのかもしれないと感じました。

自信をなくした日々を救った「不完全でもいい」という発想の転換

無我夢中に走る中で、壁にぶつかったり、自信をなくしたりした経験についてもお聞きしました。

米田:
「何でも1人で解決しなくてはいけない」「何でもできるようにならなきゃ」と必死になりすぎたことで、できない自分にどんどん自信をなくしていきました。自分にダメ出しばかりしてしまい、負のループに陥ったこともあります。
ただ、歩みを止めてしまうのは一番ダメだと思い、「苦手があるのは当たり前」と自分に言い聞かせました。そこから、「できないこと」の克服に固執するのをやめて、「自分の強みを伸ばしていけばいい」と考えるようになり、前向きになれたんです。

完璧な自分を目指すのをやめ、不完全な自分を受け入れる。これは単なる精神論ではありません。
まず自分自身が苦しいループから抜け出し、その上で自分の得意なことで貢献していく。それが結果的に、自分にとってもチームにとっても、一番良いパフォーマンスに繋がるという、大切なつながりが見えてきました。

いつもの仕事が「学び」に変わったひとつの工夫

日々成長し続けるため、どんな風に仕事と向き合っているのでしょうか。

米田:
「なぜその指摘があったのか?」を自分なりに再度考えなおした上で、デザインを組み直すようにしています。最初のころは、指摘を「こうした方がいいのかぁ」と表面的に修正するだけでした。でも、その一手間を加えるようになってからは、少しずつ手応えを感じられるようになったんです。

「なぜ?」と一度立ち止まって考える。簡単なようですが、忙しいとつい「こなすこと」が目的になってしまい、忘れがちです。ですがこの「なぜ?」を繰り返すことで、仕事や作業での解像度が上がり、似たようなことが起きたときに応用が利くようになる。これは誰にでもすぐに実践できる、成長法の一つだと思いました。まずは1日1回、「なぜ?」と自問することから始めてみてもいいかもしれません。

自分の力を、最大限に発揮するために

最後に、これから自分の力をもっと発揮したいと考えているすべての人へ、メッセージをもらいました。

米田:
成長している最中に、それを実感できることは少ないと思います。だからこそ、うまくいかないと感じているときでも、行動している自分をとにかく褒めてあげてほしいです。できないことがあるのは当たり前。自分を責めずに、諦めずに続けていくことが、一番の近道だと思います。

「成長」とは自分の外側で起こる出来事ではなく、自分の内側で起こる「解釈」の変化かもしれません。
周りの環境や、予期せぬトラブルに不満を抱いたりするのは簡単です。ですが米田の話はどんな状況でも「学びの機会」に変えられることを教えてくれました。
日々成長し続ける力は、誰かに与えられるものではなく、いつだって自分自身の中にある。

今回のブログが、次の一歩を踏み出す小さなきっかけになるとうれしいです。