2025年が始まりました。
2025年、なんとなく節目感のある年。5月には10期目に突入するし、勤続10年目という社員が出るから、やっぱり節目感のある年。
フリーランスから数えれば17年目で、決して派手でもなく、急成長もせず、少しずつ少しずつ年輪を刻むように成長している。はじめた頃に、細く長く続けられれば良いと思っていたので、その通りになっているのかもしれない。細尾だけに。

一人で始めた仕事が組織へと成長する中で、「会社の文化」がどれほど大切かを、日々の出来事や気づきを通して実感してきました。今回は、その文化を育むために習慣化した2つの取り組みをご紹介したいと思います。

1.自分たちで掃除する

雑居ビルの中にある会社だと、掃除はビルの管理会社さんが依頼した清掃員さんがしてくれたりするのかなと思います。せいぜい自分の机を拭いたり、掃除機を掛けたりくらい。僕もサラリーマン時代はそんな感じでした。
スピッカートでは月曜日に、普段より早く出社してみんなで掃除をします。出勤した順にカードを引いて担当を決め、机や床はもちろん、窓ガラスを拭いたり、トイレを磨いたりと、大掃除並みに行っています。トイレが汚い会社はちょっと….。なんてことをよく聞きますが、しっかり便器まで磨いています。

目的は大きく2つ。
自分たちが働く場所を自分たちできれいに保つことで、事務所に愛着を持ってもらいたいということ。
週のはじめに、掃除をしながら軽いコミュニケーションをとって、仕事への入り方を円滑にすること。
です。

一生懸命掃除することも大切ですが、「週末こんなことがあってさー」とか「髪型変えたの?」なんて会話をしているのを見ていて、今週もいいね。と思ったりしています。

2.みんなで誕生日を祝う

誕生日を迎えるひとがいる月にはケーキを買ってきて、みんなでお祝いをします。以前は一人ひとり誕生会を催していたのですが、スタッフも増え、最近では月でまとめて行うようになりました。ちなみにデコレーションケーキがショートケーキになったのも人数の都合です。みんなでという意識も強く、リモートワークのひとがいない月曜日に開催しているのも特徴です。

誕生月のひとは好きなケーキが選べ、あとは指差しからのじゃんけんでケーキ争奪戦を行います。
進行係もいて、ケーキを食べながら「何歳になったの?」「その頃はこんなことしてた」「今年の抱負は?」みたいな、たわいもない話をしてコミュニケーションを取ります。

誕生日って歳を重ねるごとに嬉しくなくなってくるようにも思うんですが、こうして、毎年みんなの年齢を確認しながら、歩んでいく感じが個人的にすごく好きです。


習慣化してから入社した社員も多くなってきたので、あらためてこんな話をしてみました。

こうした習慣は、社員の中では「当たり前」になりつつあります。しかし、振り返ると、これらの習慣こそがスピッカートらしさを作り上げる源泉だったのではないかと思うのです。
掃除や誕生日会を通じて自然に生まれるコミュニケーションが、スピッカートの文化を育てています。この文化を大切にしながら、2025年もさらに成長していけると信じています!