みなさま、こんにちは。
スピッカート デザイナーの白瀧です。
今回は僕が担当した案件について嬉しいお言葉や、発見があったのでそのお話をしたいと思います。
関西を中心に内装の仕上げ工事を行うNINE-C(ナインシー)さま
弊社では、ロゴ・名刺・ブランドコピー・会社案内・Webサイトと、デザインツールを一貫して担当しています。 こちらが、ロゴデザインです。

NINE-Cさまは、大阪府を拠点に、関西で内装仕上げ工事を手がける会社。営業担当と職人との間にあるコミュニケーションの課題に日々直面しながらも、業界に根付く「当たり前」に疑問を持ち、新しい風を吹き込んでいきたいという強い想いがありました。
制作したロゴはユニフォームや帽子などに展開され、現場全体で活用いただいています。


このようにいろいろなものへ展開をしていただいています。 先日NINE-Cさまが、デザインについてのブログをあげてくださいました。 そこで、こんな言葉を綴られていたのです。
営業も、職人も、それぞれの持ち場へ向かう。違う仕事をしていても、同じロゴを身につけているだけで、見えない絆がそこにある。その一体感が、現場に安心感を生み、信頼を育てていくのです。
自分たちのつくったものが見えない絆を作り会社としての一体感をつくり、お客さまのエネルギーになっているということ。ブランディングの価値がちゃんと存在しているということが嬉しかったです。
また、ロゴだけではなく名刺も制作させていただいております。

名刺制作では、職人らしい静かな佇まいを感じてもらえるよう、シンプルなデザインに。常識にとらわれず挑戦を続けるというNINE-Cさまの姿勢を反映させるため、よくある紙ではなく厚みと手触りのある紙を用い、見た目と触れた感覚の両方から想いが伝わる名刺を目指しました。
デザインの提案段階で、「クロス屋」という言葉を入れたいというご要望をいただきました。英語表記の案もありましたが、NINE-Cさまの誇りや想いを率直に表すには、日本語の「クロス屋」がふさわしいと考え、潔くそのまま入れることにしました。
また、制作した名刺への想いやそこから生まれた体験についてもブログで語られています。
“クロス屋“という言葉に込めた想い。
僕たちが日々向き合っている仕事を、リアルに、一言で表す。
何より、まっすぐであり、ちょっと温かくて、ちゃんとカッコいい。
名刺の右上に、しっかりと存在感を放つ“クロス屋“の文字が、
誇らしく、頼もしい。
手のひらサイズの小さなツールは、私たちの未来を切り開く存在となりました。
結果、新規のお客さまに名刺を手渡すと、まずに返ってくるのは名刺への言葉。
「この名刺、すごくカッコいい!」
そこから笑顔が生まれ、会話が自然と始まっていきます。僕たちはまだまだ小さな存在です。
それでも、この名刺には「きっかけを生み出すチカラ」があります。
言葉で語る前に「あ、この会社なんかいいな」と感じてもらえる。
その目に見えない価値こそ、大切にしていることです。
デザインの意図が届いている喜びもありましたが、何より名刺から自然と会話が生まれているということが嬉しかったです。名刺の必要性が問われる時代ですが、実物を手に取ってもらうからこそ生まれる会話もあります。ツールとしての役割をしっかり果たせていることを確かめられたことは、自分自身の大きな励みとなりました。
後日談とまとめ
先日のお打ち合わせでwebサイトの成果をうかがったところ、お問い合わせにつながっているとのことでした。サイトに込めた言葉やデザインが、「この会社にお願いしたい!」と思わせる力になっているんだと自信にもつながりました。
お客さまと共に考え、まっすぐな「らしさ」を磨きあげることにはちゃんと意味があって成果につながっている。そのことを証明してくれる、とても大切な経験となりました。これからもお客さまの想いをカタチにして、誇りに思ってもらえる、そんなデザインをつくっていきたいです。
NINE-Cさまは、日々の想いをブログに綴ってくださっています。 熱い想いのこもった記事。ぜひご覧いただけるとうれしいです!