私が10年以上かけて情熱を注いで研究していることがあります。
それは、「何も考えない時間(chill time)をどうやって作るのか」というテーマです。
情報が溢れる社会の中で、頭のスイッチをオフにするのは本当に難しい。
さらに、私のように、ずっと何かを考え続けてしまうタイプにとっては、かなりハードモードな時代が到来しています。どうにかならないものか!!
仕事に精を出すにも、chill timeはとても大切ですよね。私の場合、ディレクターという職種柄もあり、マルチタスクになりがちです。だからこそ、最近は特に「脳を休める時間」の必要性を感じています。
※今回のブログではchill timeを「何も考えない時間」と定義させていただきます。
10年以上、chill time研究に捧げてきた私の話
学生時代から、そして社会人になってからも。
私は「何も考えない時間をどうやって作るか」を研究してきました。情熱を注ぎ、実践し、試行錯誤してきたわけです。
その結果、どうなったのか。
「切り替え上手なOLになることができました!」とご報告できれば、最高にハッピーエンドなのですが……
実際は、絶賛悩んでおり、格闘中であります。
それでも、ちょっとずつわかったこと
そんな中でも、少しずつ学んできたことがあります。
今回は、私なりの“強制的に切り替える方法”を、いくつかご紹介できればと思います。
ただし、どれも少し強引です。
そのあたりは、あくまで参考程度にご覧いただけたら嬉しいです。
問題提起:「没頭できる趣味を作ろう」というけれど、
現状趣味がない人はどうするの?
よく言われます。余計なことを考えない時間を作るには「楽しいことをしよう」「好きなことを見つけよう」と。
でも、趣味がない人はどうすればいいの?
無理に探し続けなきゃいけないのか?
物欲も少なくて、食への執着もそこまでない人種はどうすれば?
ひねくれタイプの私は、素直に受け取れず…。
そんな私でも「なんとなくうまくいっているな」と感じていることが、少しだけあります。
解決策①:「ウォーキングではなく、ランニング」
よく言われる健康法・ウォーキング。
私もやってみましたが、のんびり歩けてしまうがゆえに、脳内が勝手に活動し始めます。
結局、歩いてるんだか、考えごとタイムなんだか、よくわからなくなる。
そこで、ランニング。
少し負荷を上げると、考える余裕がなくなります。つまり、自動的に「何も考えてない時間」が生まれる!
※もちろん、無理のないペースで。
私は週2回、ゆっくり5kmずつ走ることで、週トータル1時間の“無心”タイムを確保できるようになりました。
解決策②:「映画ではなく、小説」
映画を観ていても、私はつい考えてしまいます。
「明日は燃えるゴミの日だな」とか「今関わっている仕事でなにか忘れていることがあるのではないか?」とか。つまり、ウォーキング理論と一緒。
その点、小説は違います。
文字を追う行為に集中すると、他のことを考える余白がなくなる。
大事なのは、さらっと読める文体・内容の本を選ぶこと。
難解な本だと、Chill outしたいのに煮詰まってしまうので。(経験者)
ちなみに、私が疲れてるときに読むおすすめは、**「木曜日にはココアを」**という小説です。登場人物がみなさん温かくココアのようにホッとする小説です。
研究メモ(さいごに)
ものすごく好きなことがなくても、
「嫌いではないこと」で、脳の余白がなくなるくらいの負荷があるものをする。
これが、特別な趣味がなくても、特別な予定を組まなくても、続けられる方法なんじゃないかと感じています。また歳を重ねると、考え方ももっと柔らかく変わっていくのかなと、少し楽しみにしています。
みなさんは、どんなふうに「Chill time」をつくっていますか?
よければぜひ、教えてください。