spicato

WEB and GRAPHIC
CREATIVE STUDIO

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Kumatori-cho, Osaka, Japan
date
2022.04.17(sun)
views
405
category
diary

僕たちが写真館をはじめた理由

みなさん、こんにちは。スピッカート代表の細尾です。
すっかり春、というか初夏のような暑さ。と思えば寒い。。。自律神経を乱されまくりなこの頃ですが、みなさまいかがお過ごしですか?

春といえば別れと出会い。今年のスピッカートは春らしい時期を迎えています。
さて、今回は昨年10月(10月10日、一〇一〇を縦にすると「日日」っぽいということで…汗)にひっそりとオープンしました「かしこまらない写真館 日日花(にちにちか)」について書いてみようと思います。
日日花は、一般の方をお客様にした写真館です。何気ない一日の何気ない一コマ、かしこまっていない瞬間を切り取るそんな写真館です。七五三用の衣装だったり、水色やピンクの背景紙だったり、いわゆる写真館のようなものはありません。撮影する側もされる側もその時間を楽しむことを大切にしたいという思いから、撮影時間も2時間半、途中でおやつを食べたり、珈琲を飲んだりしていただいています。
店名に「かしこまらない」とつけたのはこういう理由からです。

朝日→夕日 = いつもの一日 + 花 = たのしいひととき をモチーフにしたロゴ

デザイン事務所がどうして写真館なの?

創業当時は個人の商店さんや数人規模の企業さんも多く、Webサイトを作るとなっても写真素材はお客様からの支給か無料のポジなどがほとんど。
イラストを使ってということで、回避することもしばしばでしたが、やはりリアルな情景を伝えるためには写真は必須。何とかもう少し良い写真素材を使えないかと自分たちで撮り始めたのが、きっかけでした。
デザイナーとして力をつけていく前段階としても写真撮影はとても良く、社内でプロカメラマンに撮影技術講座をひらいてもらったり、自分たちで撮影する力を徐々に高めていき、デザイナー兼カメラマンとして活躍できる人材も増え、ひとつ武器として使えるほどに成長してきました。

会社の成長とともに人数も増え、移ったときは広かった古民家オフィスも手狭になり、ちょっとした撮影スペースの確保も難しくなったため、自分たちの撮影スタジオを持ちたい。と思うようになりました。

前段が長くなりましたが、スタジオを持ちたい。という思いから場所を探し始めたのがきっかけでした。ここで自分の思考のクセが出てしまい、、、違う機能を兼ねないと勿体無いのかも?と思いながら物件を見ていたところ、たまたま友人のご縁で、今の物件に出会います。そこは以前、子供服店を営んでおり、セルフリノベーションで真っ白に塗られた空間は、とてもやさしい雰囲気、光をまとっていました。「ここで家族写真を撮影すれば、きっと良い感じに撮れそう」そんな直感や、以前、「WonderForest」という町のイベントを立ち上げ、運営した体験などもあり、一般の方との接点を持てる場所にしたい。と思いはじめ、写真館をつくろう!となりました。

工事からオープンまでは順調だったものの

物件の売買契約、部分的な改修の相談、撮影備品の購入など順調にすすみ、
友人の協力のもと、どんどん出来上がっていきました。
ただ、苦労したのは仕組みづくり。何せBtoBでやってきた自分たちにとって、一般のお客様へのサービスについて知識がなく、取り組んでいたメンバーの意見の相違もいろいろとあり、料金設定からサービスフロー、お客様の設定など、なかなか苦労しました。
結果的に常駐してもらう予定だったカメラマンさんも辞めることになり、
10月にオープンし、ほとんど認知もされていない、お客様もいないにも関わらず、年末には閉めないと行けないかも…という状況に追い込まれした。
甘かったなーと反省する日々でしたが、スタートしたのだから、一旦ほそぼそとでも続けようということで、私がカメラマンを務め、窓口やアシスタントをぽんさんに担当してもらい、毎週土曜日の午前中の枠、月4回だけ予約を受け付けています。(2022年4月現在)

続ける中で見えてきた価値

開いていることがレアな写真館になっていますが、それでもありがたいことに月1件以上ご予約をいただいて稼働しています。
そんなほぼ稼働していない写真館なのですが、一組一組、お客様とのエピソードはとてもユニークで、心を動かされるものがばかりです。
・ご病気のご家族と元気なうちに一緒に撮影したいのです
・大きな手術の前に今の自分を残しておきたいのですが?
・場所見知りで普通の写真館では撮影がままならないのですが、何とかなりますか?
などなど。
「かしこまらない」という言葉には、当初のかざらない日常を、というだけではなく、こういう相談をしてみようと思う不思議なチカラが潜んでいるのかもしれません。

コロナ禍で、人と人とのリアルな接点は減っています。
写真館も機材がセットされてシャッターを押すだけの無人のセルフポートレート写真館ができたりしているようです。
まだまだ日が浅いカメラマンが偉そうなことを言えませんが、、、撮影するひととされるひととの掛け合いの中から生まれる表情やしぐさ、やりとりそのもの、共有する時間、リアルに接するからこそ生まれるこれらの体験に、とても愛おしさを感じています。

帰り際に「とてもステキな時間を過ごせました」と喜ばれるお客様の表情に、すごくチカラをもらいます。
何年か経って、日日花で撮影させていただいた写真を見ながら、過ごした時間を思い出してもらえる、今も未来もそんな体験を。
これからもしばらく、ゆったりのんびりなペースですが続けていければと思っています。

ぜひ大切なご家族、ご友人と日日花にいらしてください。
お会いできるのを楽しみにしています。

撮影だけではなく、地域の方にご参加いただけるようなイベントなども企画しています。お楽しみに!
また、日日花で撮影をお手伝いいただけるカメラマンさん、一緒に何かやりたいという方を募集しています。ご興味をお持ちの方はこちらからご連絡ください。

<SPECIAL THANKS なみなさま>