みなさま、こんにちは。
平成初期生まれのデザイナーいよこと、米田です!
2023年も早いもので半年が過ぎ、季節はすっかり夏ですね!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
1年が過ぎていく体感速度が年々早くなり、時間の流れはあっという間だな〜と感じる今日この頃・・・・!
最近、私が小さい頃に流行っていたものたちが【平成レトロ】と呼ばれていることを知りました!
「レトロ=昔のもの」というざっくりとしたイメージを持っていた私は、
私の育った時代はもうレトロなのか・・・!と衝撃を受けると同時に、
でも、ただ古いだけのものはレトロは言わないよな〜とも感じました。
じゃあレトロって何だろう?
古くさいと言われるものとの違いってなんなんだろう?
今回の記事では、レトロについてあらためて考えてみようと思います!
レトロとは?
まずはレトロの意味をネットで調べてみました。
“レトロ(retro)は、retrospective(レトロスペクティブ、回顧)の略語。懐古趣味(かいこしゅみ)のこと。
思想的・政治的に過去の価値観を軽視せず伝統を重んじる保守主義とは異なり、サブカルチャー的な世界における「古き良きものを懐かしみ愛好する」趣味を指す。古さやノスタルジーを感じさせる事物を好意的な意味で「レトロな」と形容する語(和製英語)としても使われる。”
出典:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%AD
うんうん。想像していた意味と大きなズレは無さそうです。
レトロは「古き良きもの」なんですね。
私自身、レトロなデザインが大好きで、
特にドラマや映画などの影響からか、昭和への憧れが強かったりします。
こないだもタイガー魔法瓶さんが100周年で出していた、昭和レトロ柄復刻シリーズには胸が弾みました。
でも一体レトロと言われているもののどんなところに、私は魅力を感じているんだろう?
レトロなデザインの特徴
レトロなデザインと言っても時代によって特徴が変わってくると思うので、
今回は私の好きな【昭和レトロ】のデザインにしぼって考えていきたいと思います!
色味で感じるレトロ
1.彩度低めの落ち着いた色の組み合わせ
少しくすんだ色の組み合わせは、時間の経過を感じられノスタルジーを感じさせられます。ザ・レトロなデザインはこのポイントを押さえているものが多い気がします。
2.ビビットな色の組み合わせ
先ほどとは真逆になりますが、はっきりとした色の組み合わせもレトロな雰囲気になるなぁと思っています。こちらの配色は食品系やこども向けのデザインに多く使われているイメージがあります!
フォントで感じるレトロ
1.手書きっぽさの感じられるフォント
2.はらいが特徴的なデザイン
レトロなデザインでは、タイポグラフィの印象が大きく影響すると思います!
直線でありながらも手書きっぽさのあるフォントは、あたたかみを感じることができ、個人的には手仕事を感じられるこの部分が昭和レトロのデザインの1番の魅力ではないかと思っています。
その他
1.テクスチャーを取り入れる
2.レイアウトや使う図形はシンプル
3.フレームで囲む
4.イラストを取り入れる
古紙を感じさせるテクスチャーやかすみなどの加工を取り入れることで、より年代を感じることができレトロ感はグッと高まります。
その他にも図形は複雑なものではなく、まるさんかくしかくの組み合わせで考えられているものが多く、単純なレイアウトの中にすごい工夫を感じることができます・・・!!
レトロなデザインを作ってみる
以上のことを取り入れて、
レトロなラベルのデザインを2種類作成してみました!
特徴を押さえて作成することで、どこか懐かしさとあたたかみを感じることのできるレトロなデザインを作ることができたのではないでしょうか・・・!!
まとめ
今回レトロなデザインを見て、そして実際に作ってみて思ったことは、「古くさい=レトロ」ではなく、レトロはしっかりデザインされているからこそ時代が変わってもたくさんの人に愛され続けるんだな〜ということです。
デザイナーとして、長く愛されるデザインを作るのは大きな目標です!
ぜひ、皆さんの素敵なサービスや商品をお教えください!
まだ知らない人にもその魅力を伝えられるように、
そして長く愛されるものになるように
スピッカートにも、そのお手伝いをさせてください。
みなさまからのご連絡こころよりお待ちしております。